コノハウイングの解約方法・解約したらブログやホームページはどうなるかについて解説します。いろいろなレンタルサーバーに関わらせていただいていますが、正直、コノハウイングのウイングパックは解約できない仕組みだらけで悪質さすら感じました。
コノハウイングの解約方法
コノハウイングのレンタルサーバーを契約する場合、おそらくほとんどの人がウイングパックで契約をしていると思います。
ウイングパックというのが非常にいやらしい仕組みで、ブログ初心者などを取り込んで逃がさなくするために、レンタルサーバーと無料の独自ドメインをセットにして、解約日まで解約させてくれないというものになっているみたいです。
この記事を見ている方はおそらく途中で解約したいと思い解約方法を探しているのだと思いますが、結論から言うと色々試してみましたが契約満了まで解約できないということになります。(解約ボタンみたいなものが存在しない)
そのため、契約をした期間の満了までは契約状態が続いてしまいますので、その契約が更新されないように自動更新をオフにするということがまず重要です。
WINGパックの無料独自ドメインはWINGパックが削除されるまで移管できない
さらに悪質なところとして、無料で取得し管理しているという独自ドメインの方は更新期限がサーバーよりも1ヶ月早く来るような状態になっています。コノハのレンタルサーバーの性能やサポートが悪いので早く縁を切りたいと思っても、無料で拘束されてしまっているドメインについては、サーバーの契約期間が終わった後でないと移管ができないという複雑さです。
ドメインを移管する場合には、移管先の管理会社に変更する際に「AuthCode」というものが必要になりますが、サーバーの契約期間が終わるまで公表してくれないのです。公式のヘルプサイトには以下のように書かれていました。
※WINGパックの無料独自ドメインとして設定されているドメインについては、WINGパックが削除されるまでAuthCodeは表示されません。
ドメインを他社様へ移管をご希望の場合、以下サポートページをご参考にWINGパックの自動更新をOFFにしていただき、解約になるまでお待ちください。
そして、確認のために問い合わせるとこのような回答がありました。(2024年1月時点)
お問い合わせいただき、まことにありがとうございます。
ConoHa お客様センターです。お問い合わせの件につきましてご案内致します。
ご申告のドメインはWINGパックご契約特典の無料独自ドメイン
となり、無料独自ドメインはWINGパックをご契約中は他社への
ドメイン移管は行えない仕様となります。WINGパックの自動更新をOFFにしていただき、契約満了日を
迎え、WINGパックが解約後、AuthCodeが確認できるように
なりますので改めてご調整いただきますようお願い致します。※WINGパックにつきましては、契約満了日から15日間の
サーバー復旧可能期間が経過しましたら解約となります。
そのため、例えばレンタルサーバーはコノハウイングからエックスサーバーなどに引っ越ししたとしても、ドメインはコノハウイングに残したままでWINGパックが削除されるまで待つしかありません。
とりあえず、コノハで管理されているドメインのネームサーバー設定で新しく契約したレンタルサーバーのネームサーバーを設定して運用することになります。
解約したらブログやホームページはどうなるか
ここまで解説してきたように、コノハウイングのウイングパックは契約期間満了まで解約ができないということがユーザーにとってわかりにくいところです。
解約はできませんが、サーバーを乗り換えしたい場合には、新しいレンタルサーバーを契約して、ドメインのネームサーバーを新しいレンタルサーバーに向けて変更すれば新しいレンタルサーバー上のブログやホームページをそのまま運用可能です。
解約後に絶対忘れてないで!ドメインの移管!
コノハウイングは本当にやり方が汚く、ウイングパックの解約後でないとドメインの移管をさせてくれないということをお伝えしましました。解約するためには契約の自動更新設定をオフにしておかなければならないので、オフにしたままそのまま忘れてしまうと独自ドメインが失効してしまう可能性があります。
まとめ
アフィリエイターや成約報酬狙いのインフルエンサーや自称コーチがコノハウイングをゴリ押ししていますが、こんなサービスとは最初から関わらない方がいいです。一見、大人気のサービスに見えるんですけどね。
GMOグループのすべてを否定するわけではありませんが、お名前.comなどのサービスも、契約更新や追加サービスなどを必要以上に迫ってきますし、他の会社に乗り換えることを諦めさせるような複雑な仕組みをたくさん取り入れています。
コノハウイングを利用している人は増えていますが、報酬を積んで宣伝しているから増えているのであって、性能や使い勝手などを気にしていない初心者や他人のいうことを鵜呑みにする人の間で広まっているものであると考えています。
コノハウイングを踏み台にするわけではありませんが、普通に安心して使えるサービスを提供しているエックスサーバー系がやはり信頼できます。