ワードプレス無料テーマ「cocoon」でブログを始める前に知っておきたいこと

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失敗しないテーマ変更 ワードプレス有料テーマ、2022年もおすすめ人気テーマ3選!

WordPress のテーマとして知らない人はいない有名な無料テーマとなった「Cocoon」について、実際にcocoonで作成されたブログやサイトを見てきたからこそ感じる、初心者が将来設計なくCocoonでゴリゴリにサイトを作成することのリスクや、Cocoonではなく有料テーマを使った方がよかったと思う事例を紹介します。

cocoonとは

ワードプレス無料テーマ「cocoon」

Cocoonは、SEO・高速化・スマートフォンでの表示にも最適化された無料テーマです。見た目はとてもシンプルで、どんな内容のブログでもすっきりとしたサイトにできるため、ワードプレスでブログを作りアフィリエイトをしようとする初心者にも大変人気です。感覚的に使えるように便利な機能を織り込んで作成されており、有料テーマに負けないくらい機能が豊富なのに無料、そのためリスクなしでワードプレスでビジネスを始められるとおすすめされていることがとても多いです。

https://wp-cocoon.com/

cocoonが無料な理由

cocoonが無料で開発、提供ができる理由は結論でいうと作者でしかわかりませんが、作者であるわいひらさんは「寝ログ」というブログもやっており、そちらではアフィリエイトにも積極的ですので収入源になっていると考えられます。一方でcocoonではあまり収益化を目指していないようで、例えばcocoonのカスタマイズについても知人やcocoonの協力者を紹介しているだけで、有料のアドオンプランなどもないです。cocoonが無料であるのは、新米ブロガーへのわいひらさんの厚意と、寝ログなどと相乗的な効果を狙ったマーケティング活動の一つであるため無料で提供しているともとらえることができます。

副業やブログ初心者に「cocoon」がおすすめされている理由・メリット

無料だけど作者へのリンクなしで自分のブログが作れる!

無料だけど作者へのリンクなしで自分のブログが作れる!

ワードプレス無料テーマの多くは、サイトのフッターなどに「このテーマは私が作りました」という「クレジット」のリンクを表示しなければなりませんが、Cocoonはフッターのクレジット表記を自由に変更することが可能です。見る人が見れば、このサイトはcocoonで作ってるな、ということはわかりますが、フッターにdesigned by 〇〇みたいなクレジットが載っていると無料テーマ感が出ますが、それが自由に編集できるのはメリットです。

プラグインを入れなくても色々な機能が付いている!

cocoonはプラグインを入れなくても色々な機能が付いている

cocoonはプラグインを入れなくても色々な機能がついています。これはメリットとして取り上げられることが多いですが、中長期目線で考えるとデメリットでもあります。

ランキング表示ができる、初心者でも使いやすいエディター、吹きだし設定、ボタン、スキン機能で着せ替えができる、独自機能の便利なテーマ設定がいろいろある、これが無料で手に入ると思うとすごく魅力的で、実際すごいメリットなのですが、サイトを拡大しようと考えてワードプレステーマの変更をしようとしたときにはデメリットにもなります。こちら後述します。

ブログ仲間と同じデザイン・同じ機能なので、トラブル解決がしやすい

ワードプレステーマのcocoonは、ブログで稼ごうと開始する人の入り口のような位置づけになっており、有名どころだと両学長のリベラルアーツ大学(リベ大)の稼ぐ力としてcocoonでのブログ作成をおすすめしているなど、ユーザーやブログ仲間がとても多いです。ネット上にもトラブルやエラー、カスタマイズで困った時の解決方法がたくさんネット上にもあるので、その点は安心してできるというメリットがあります。

cocoonにもリスクあり、脱cocoonするときのことも考えてサイト構築を

ワードプレステーマは、単に見た目のデザインのデータがあるだけでなく、色や表示する内容など、細かい設定があり、それぞれ「ベータベース(SQL)」に書き込まれます。ワードプレステーマ内で行った設定について、新しくデータベースの枠を追加して保存されます。cocoonの設定画面で設定した内容は、cocoon用に作られたデータクエリ(データを読み書きすること)になりますので、他のテーマでは呼び出せないですし、その設定は再現しないです。このデータベースの仕組みも理解しておかないと、いざ有料テーマに乗り換えようとしたときに「cocoonならできたのにできなくなった!」「cocoonのSEO設定が引き継がれてない!」などというように「知らぬ間にcocoonにデータ依存している状態」 になってしまいます。

cocoonではなく別のテーマで初めから作るべきだったと感じた事例

AMPページをcocoonで作っていた事例

モバイルファーストなサイト作りの中で、GoogleからもAMPに準じたページ作成が強く推奨されている時期がありました。現在もページ表示速度が速いAMPの推奨はありますが、以前ほどではない印象です。cocoonだと、設定しておけば自動的にAMPページを作成してくれますが、意図せずにONにしているケースもあります。有料テーマでは、AMP非対応だったとしても高速表示できるものが多く、実際に検索上位を見てみてもAMP出ないページが並んでいますよね。それほどAMPの必要性は高くはないのですが、cocoonで自動作成しているとスマホでGoogle検索した場合にはAMPページがインデックスされてしまいます。テーマ変更をした際にしっかりリダイレクトしないと取りこぼしが出るのでデメリットだと思いました。

cocoon独自のカテゴリページ・アーカイブページ機能で作りこんでしまった事例

一般的なワードプレステーマでは、アーカイブページ(記事一覧のようなページ)では、デザインはシンプルにして、Googleにインデックスさせるかも迷うようなページなのですが、cocoonを使っているとこのカテゴリページ・アーカイブページにコンテンツを入れることができ、作りこむこともできます。

カテゴリページが充実していることはよいことなのですが、cocoon独自のデータになるので、ワードプレステーマを変更すると表示されなくなります。移行作業の難易度が上がるため、cocoon離れしにくくなります。

お金をかけてcocoonをカスタマイズしまくった事例

cocoonは無料テーマですが、自分好みに細かいデザインを変えようと思うとカスタマイズが必要になります。無料で始められるテーマですが、カスタマイズするとなると、1か所変えるのに数千円~数万円かかります。しかし、このカスタマイズもcocoonから他のテーマに変更しようとしたらなくなってしまうものなので、結果的に有料テーマを購入した方が安くて綺麗だったということがあります。

結論:無料テーマ「cocoon」を使い始めたらそのブログで使い続け、有料テーマで新しいサイトを作るという形が良い

ブログ初心者の人がcocoonを使ってワードプレスサイトを構築することはとても魅力的なことだと思います。しかし、カスタマイズなどを行うと、コードが複雑になり、費用もかかってくる可能性があります。最善の方法としては、cocoonで作成したサイトはもうそのままcocoonで運営を続けて、もう一つ新しいワードプレスを設置して違うサイトを作るという形が良いです。レンタルサーバーを契約していれば、もう一つドメインを取得するだけでもう一つワードプレスのサイトを作成できます。それまでのブログ運営の経験を生かして、有料テーマを選んで新たなサイトを立ち上げるのです。cocoonを使う場合には、このことを覚えておいた方がスムーズにビジネスや副業を進めていけると思います。



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