WP Rocketプラグインの最適な設定を見つける方法

WP Rocketを有効化したら「どんな設定にしたら自分のサイトに最適な結果になるのか」と疑問に思いますよね。

各サイトは異なるテーマで、異なるプラグインを使用していて、異なるコンテンツを持っているサイトで、どんなサイトでもWP Rocketで高速表示できるのか、より最適な設定はないか。この記事では、最も一般的に使用されているWP Rocketの設定を、最も安全に試して効果を得る方法をお伝えします。

目標はあなたのサイトを速くする設定にすること

WP Rocketプラグインを購入してインストールしたら、ワードプレスのサイトを速くすることが目的だと思います。WP Rocketプラグインには多くのオプションがあり、有効化することができますが、すべての機能を有効化することが必ずしも高速化になるということを意味するわけではありません。

サイト表示が速くなったかどうかを確認する方法

あなたのサイトが速くなったかどうかを確認するためには、ロード時間をテストするツールを使用します。WP Rocketの効果を検証するために、WP Rocketプラグインを利用する前にもロード時間をテストしておくことをお勧めします。

WP Rocketのオプション設定をする時の5つの大切なポイント

WP Rocketのオプション設定をテストする時には、以下の5つのポイントを守って試しましょう!

なお、大前提として、他のページ高速化プラグインとの併用はおすすめできません。

・オプションは一つずつ有効化する、すべてを一度に有効化しない。

・各オプションを有効化した後、WordPressにログインしていないブラウザウィンドウでサイトを確認する。

・問題がないかを確認する際には、ログイン中の画面でなく、プライベートウィンドウ(シークレット ウィンドウ)を使う。

・もし、問題が起きていても慌てない、最後に有効化したオプションを無効化すればサイトは正常に戻る。

・オプションを有効化した後、キャッシュをクリアする必要はなく、自動でキャッシュクリアされる。

具体的な設定を開始する

それではここからは、WP Rocketの具体的な設定項目についてみていってみましょう。

Media > LazyLoad メディア > レイジーロード(画像遅延読み込み)

LazyLoadの設定は有効化を推奨します。LazyLoadは、訪問者がページをスクロールダウンして実際に見る必要があるときにのみ画像をロードすることで、画像のパフォーマンスに対するネガティブな影響を軽減するのに役立ちます。使用しているテーマや、他のプラグイン、レンタルサーバーの機能などで画像の遅延読み込みを行っている場合には重複してしまって画像が読み込まれなくなるなどのことが起きることがあります。

WP RocketのLazyLoadの仕組み

Cache > Mobile キャッシュ > モバイル

レスポンシブデザインのテーマを使っている場合、モバイルキャッシュを有効化することを推奨します。モバイルユーザーに対してもすべての最適化が適用されます。

File Optimization > Minify/Combine files for CSS/JS  ファイル最適化 > CSS/JSのファイルを縮小/結合する

CSSとJavaScriptファイルを縮小して空白やコメントを削除することは、そのファイルサイズを減らすために有効です。これはあなたの「パフォーマンスグレード」を改善するかもしれませんが、実際のロード時間に大きな影響を与えるわけではありません。CSSファイルを結合するオプションは、サイト上のすべてのCSSファイルを一つのファイルに結合します。そのため、もし10個のCSSファイルがあったとしてもWP Rocketでこの設定を有効化すると1つになります。

JSを結合すると、あなたのJavaScriptファイル、インラインスクリプトを含めてすべてを結合し、結合したファイルをページの下部で読み込みます。これにより、ページのレンダリングをブロックしないようにします。

ファイルを結合することはパフォーマンススコア上の数値やランクを改善するかもしれませんが、実際の速度を改善するとは限らないです。サイトがHTTP/2を使用している場合は特に実際の速度は改善しない可能性があります。そのため、結合オプションを有効にした場合と無効にした場合の両方でスピードを確認し、正しい設定を見つけることが非常に重要です。あなたのサイトがHTTP/2を使用しているかどうか分からない場合は、オンラインツールを使用して確認するか、レンタルサーバーに尋ねることができます。また、あなた自身のサーバーがHTTP/2をサポートしていなくても、あなたのCDNはHTTP/2をサポートしている可能性もあります。

File Optimization > Load CSS Asynchronously ファイル最適化 > CSSの非同期読み込み

CSSの非同期読み込みは高度なオプションであり、すべてのサイトに適しているわけではありません。効果があるかはあなたのサイトがどのように構築されているかによります。このオプションを有効化すると、WP Rocketの外部ツールがサイトの各ページタイプをに合わせて自動でCritical Path CSSを生成します。これにより、あなたのサイトの体感的なロード時間が改善します。

File Optimization > Remove Unused CSS ファイル最適化 > 未使用のCSSを削除する

未使用のCSSを削除するこのオプションも大きな影響を持つ高度な機能です。この設定も効果があるかはあなたのサイトがどのように構築されているかによります。未使用のCSSを削除するこのオプションを有効化した後、WP Rocketはあなたのウェブサイトをレンダリングするために必要なUsed CSS(使用していないCSSを削除した使用しているCSSのみのCSSファイル)を生成し始めます。目的はCSSとページのサイズを減らし、メインスレッドの作業を減らすことです。

未使用のCSSを削除することは、CSSの非同期読み込みよりも推奨されるオプションです。

ファイル最適化 > JavaScriptの遅延読み込み

JavaScriptを遅延させることで、ページがレンダリングされる際にそれがブロックされないようにします。このオプションを有効化した後、あなたのサイトのインタラクティブな要素―スライダーやメニューなど―が正しく動作しているか確認してください。

File Optimization > Load JavaScript Deferred ファイル最適化 > JavaScriptの実行を遅延する

JavaScriptの実行を遅延するこの設定は高度なオプションです。あなたのPageSpeedスコアを改善し、ページの初期ロードを高速化するのに役立ちます。JavaScriptの遅延実行機能は、マウスの移動、画面のタッチ、スクロールなどのユーザーのインタラクションがあるまで、すべてのJavaScriptファイルとインラインスクリプトのロードを遅延します。JavaScriptの実行を遅延させることでページが表示できないようなサイト構成もありますので、ページ表示に影響が出なければ有効化する方がよいでしょう

まとめ

主要な設定は以上です。各設定の詳細は、詳細ページの説明もご覧ください。オプションを有効化した後に問題が発生した場合は、そのオプションを無効にして、サイトが正常な状態に戻ることを確認してください。一つ一つのオプションを慎重に試すことで、サイトのパフォーマンスを最大限に引き出す設定を見つけることができます。

WP Rocketを利用することはサイトのパフォーマンスを改善するための一部であることを覚えておいてください。その他の要素、例えばレンタルサーバーやホスティングサービスの品質や、適切な画像のサイズ最適化なども重要な要素です。あなたのサイトが最高のパフォーマンスを達成できるよう、全体的なアプローチを心がけてください。

以上があなたのウェブサイトのための最適な設定を見つけるためのガイドラインです。このプロセスを順に追っていけば、サイトの速度とパフォーマンスを最大限に引き出す設定を見つけることができるはずです。何か問題があれば、手順を一つずつ戻してみることも忘れないでください。

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