SHARE:

reCAPTCHA認証が終わらない・ぐるぐるが続くときの対処法10選|原因と運営者側の対策も解説

reCAPTCHA認証が終わらない・ぐるぐるが続くときの対処法10選|原因と運営者側の対策も解説

「私はロボットではありません」にチェックを入れたのに、認証がぐるぐる回ったまま終わらない。画像を何度選んでも次の画像が出続けて先に進めない――reCAPTCHA認証のこの症状は、あなたの利用環境がGoogleに「bot(ロボット)かもしれない」と疑われていることが原因で起きます。

この記事では、今すぐ試せる対処法を効果の出やすい順に10個紹介します。あわせて、なぜ終わらなくなるのかという仕組みと、自分のサイトに設置したreCAPTCHAで発生した場合のサイト運営者側の対処法も解説します。

reCAPTCHA認証が終わらないときの対処法10選

上から順に試してください。多くの場合、1〜5のどれかで解決します。

  1. VPN・プロキシをオフにする:終わらない原因として最も多いパターンです。VPNや会社のプロキシ経由のアクセスは共有IPになるため、bot判定を受けやすくなります。一時的にオフにして再試行してください。
  2. 広告ブロッカーなどの拡張機能を無効にする:広告ブロッカーやトラッキング防止系の拡張機能は、reCAPTCHAが行動分析に使うスクリプトまでブロックしてしまうことがあります。シークレットウィンドウ(拡張機能が原則無効になる)で開き直すのが手早い確認方法です。
  3. ブラウザのキャッシュとCookieを削除する:古いキャッシュやCookieが認証の妨げになることがあります。削除後にブラウザを再起動して試してください。
  4. 別のブラウザで試す:ChromeでダメならEdgeやFirefoxなど、別のブラウザで同じページを開いてみてください。ブラウザ依存の問題かどうかを切り分けられます。
  5. 回線を切り替える:Wi-Fi接続ならスマホのモバイル回線(テザリング)に、モバイル回線ならWi-Fiに切り替えるとIPアドレスが変わり、あっさり通ることがよくあります。
  6. Googleアカウントにログインした状態で試す:Googleにログインしていると「人間らしさ」の判定材料が増えるため、認証が通りやすくなる傾向があります。
  7. JavaScriptとCookieを有効にする:reCAPTCHAはJavaScriptとCookieが有効でないと正常に動作しません。ブラウザのプライバシー設定を「厳格」にしている場合は一時的に標準へ戻してください。
  8. 端末の日付・時刻を「自動設定」にする:端末の時刻が実際とずれていると認証に失敗することがあります。スマホ・パソコンの時刻設定を自動にしてください。
  9. 時間をおいて再試行する:短時間に何度も試すとかえってbot疑いが強まります。数十分〜数時間おいてから試すと通ることがあります。
  10. Google側の障害を確認する:まれにreCAPTCHAサービス自体に障害が起きていることもあります。SNSでの同時多発の報告や、Google Cloudのステータスページを確認し、障害中なら復旧を待ちましょう。

なぜ終わらなくなるのか?reCAPTCHAの判定の仕組み

reCAPTCHAは、チェックボックスのクリックそのものではなく、アクセス元のIPアドレス、ブラウザ環境、ページ上でのマウスの動きなどを総合して「人間らしさ」をスコアリングしています。スコアが低いと画像認証が繰り返し出たり、認証がいつまでも終わらなかったりします。

スコアが下がりやすいのは、VPN・プロキシ・公共Wi-Fiなどの共有IP、トラッキングを遮断したブラウザ環境、短時間での連続アクセスといった条件です。つまり「認証が終わらない=あなたが疑われる環境からアクセスしている」ということなので、対処法はいずれも「疑われる要素を取り除く」ことが目的になっています。

自分のサイトで発生している場合:サイト運営者側の対処法

WordPressサイトのお問い合わせフォームなどにreCAPTCHAを設置していて、訪問者から「認証が終わらず送信できない」と報告を受けた場合は、サイト側の設定に原因があることが多いです。以下を確認してください。

  • サイトキーとシークレットキーの確認:キーの取り違え(v2のキーをv3に使う、別サイト用のキーを使う)が定番の原因です。GoogleのreCAPTCHA管理画面で対象ドメインとバージョンを確認し、キーを再発行して設定し直します。
  • ドメインの登録漏れ:reCAPTCHA管理画面の登録ドメインに、実際に使っているドメイン(wwwあり・なしの違いも含む)が登録されているか確認します。
  • v3のスコアしきい値が厳しすぎる:v3はスコア(0.0〜1.0)で判定します。しきい値を高くしすぎると正常なユーザーまで弾いてしまうので、0.5前後を目安に調整します。
  • プラグインの競合・キャッシュ:Contact Form 7などのフォームプラグインとキャッシュ系・最適化系プラグインが干渉し、reCAPTCHAのスクリプトが正しく読み込まれないケースがあります。キャッシュ除外設定や、最適化プラグインの一時停止で切り分けます。

当サイトでもWordPressのフォーム設置・スパム対策のサポートを数多く行ってきましたが、「終わらない」トラブルの原因はキー設定の誤りとプラグイン干渉の2つで大半を占めます。自分で切り分けが難しい場合は、フォームを一度reCAPTCHAなしの状態に戻して送信できるかを確認すると、原因がreCAPTCHA側にあるかどうかを判別できます。

reCAPTCHA V2とV3の違い

reCAPTCHAには主にV2とV3の二つのバージョンがあります。V2は「私はロボットではありません」というチェックボックス(と必要に応じた画像認証)が特徴で、V3はユーザーに何も表示せず、行動をバックグラウンドで分析してスコアをつける方式です。

特徴reCAPTCHA V2reCAPTCHA V3
ユーザーの操作チェックボックスをクリック。場合により画像認証あり操作不要。行動を背景で分析しスコア化
向いている場面フォーム送信、ログイン、コメント欄など特定のポイントサイト全体の継続的なスパム・不正アクセス対策
ユーザー体験認証作業が発生するため負担になることがある認証作業がなくスムーズ
カスタマイズ性限定的スコアに応じた対応を運営者が設計できる

どちらを選ぶかは、サイトの性質とユーザー体験への影響で判断します。問い合わせフォームだけ守りたいならV2、サイト全体をユーザーに意識させず守りたいならV3が向いています。

WordPressへのreCAPTCHA導入方法

WordPressで導入するには、reCAPTCHA対応のフォームプラグイン(Contact Form 7、WPFormsなど)を使うのが最も簡単です。

  1. GoogleのreCAPTCHAサイトで自分のサイトを登録する
  2. サイトキーとシークレットキーを取得する
  3. WordPress管理画面でreCAPTCHA対応プラグインをインストール・有効化する
  4. プラグインの設定ページで取得したキーを入力する
  5. 必要に応じてreCAPTCHAのタイプ(V2またはV3)を選択する

reCAPTCHAの料金:無料でどこまで使える?

  • 無料版(reCAPTCHA Essentials):一般的なv2/v3の実装であれば、1か月あたりのアセスメント数1万件未満は基本的に無料で利用できます。個人ブログや中小規模サイトのフォーム用途なら、ほとんどの場合この範囲に収まります。
  • 有料版(reCAPTCHA Standard):1万件までは無料、その上の利用枠(最大10万件)は$8です。
  • 有料版(Enterprise):より詳細なリスク分析が必要な場合の選択肢で、アセスメント1,000件あたり$1の従量課金です。アクセスの多いサイトでは費用に注意が必要です。

まとめ:まずは「疑われる要素」を取り除く

reCAPTCHA認証が終わらないときは、VPN・拡張機能・キャッシュという3大原因から順に潰していくのが最短ルートです。それでも解決しない場合は回線切り替えや時間をおいての再試行を試し、サイト運営者側であればキー設定とプラグイン干渉を確認してください。

あわせて読みたいセキュリティ・スパム対策の記事

アドセンスの審査が心配な方、落ちてしまう方へ。30サイト以上アドセンス審査で合格している筆者が、Googleアドセンスの審査について、公式ポリシーをベースにした対策とチェックリスト33項目をnoteにまとめています。
Googleアドセンス審査に通るための本当のことを話します(note)

WordPressの設定・サイト診断のご相談はこちらから。
ワードプレスプラクティス(coconala)

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ